田崎さんの量子情報、ベル不等式の破れの講義ビデオ
学習院大学の田崎晴明教授の「量子力学の講義の最後のあたり」という講義ビデオが公開されていたので、視聴させていただいた。
簡単なスピン1/2の量子力学(2スピンのsingle状態、x方向・z方向の固有状態など)を使って、
をとても簡潔に非常にわかりやすく解説してくれている。
続編として「量子力学における測定」があるらしく、いまから楽しみにしている。
(追記) 本日(2020年12月13日)に第3回「量子力学における測定」が公開されました。
早速視聴させていただきました。
測定装置とスピンの系がSchrodinger方程式で時間発展して、エンタングルするところまではスッキリしているのですが、そのあと測定装置の状態を「安定したマクロな状態」という大自由度系(時間反転が困難な系)としなければならない、というあたりから、どうも歯切れが悪く、この問題はまだ最先端の現役物理学者でもスマートに説明するのは難しいのかも、という印象を受けた。